「朝、洗濯しようとしたら洗濯機が回らない!」「昨日までは普通に動いていたのに、突然脱水も洗いもできなくなった…」
そんな経験はありませんか?

私自身も以前、保育園に行く子どもの服を朝一番で洗濯しようとした時、洗濯機が全く回らず、洗濯槽がうんともすんとも言わないというトラブルに遭遇しました。
急いで業者を探しても、来てくれるのは早くても翌日。大量の洗濯物を前にして、どうすればいいのかわからず途方に暮れた経験があります。

実は、洗濯機が回らない原因は意外と単純なことが多く、自分で修理できるケースも少なくありません。
しかし、場合によっては電気系統の故障や基盤の不具合など、素人が触ると危険なケースもあります。

この記事では、「洗濯機 回らない 修理」というキーワードで検索している方に向けて、

  • 自分で確認すべきチェックポイント
  • 簡単なセルフ修理の方法
  • 業者に依頼すべき故障の見極め方
  • 修理費用の目安

を詳しく解説していきます。


結論:簡単なトラブルなら自分で修理可能!ただし基盤故障は業者に依頼

まず結論から言うと、洗濯機が回らないトラブルは、軽度な場合は自分で修理できることが多いです。

例えば、以下のような原因は簡単な確認や掃除で改善できます。

  • 洗濯物の入れすぎや偏りによる回転不良
  • 蓋センサーの不良や汚れ
  • 排水フィルターの詰まり
  • ベルトのゆるみや摩耗

一方で、以下のような故障は素人では修理が難しく、危険が伴うため必ず業者に依頼しましょう。

  • 基盤やモーターの故障
  • 電源が入らない、焦げ臭い匂いがする
  • 内部配線の断線

目安としては、部品代が3,000円以内で収まる修理なら自分でも挑戦可、それ以上は業者に頼む方が安心です。


理由:洗濯機が回らない原因の多くは単純なもの

「洗濯機が回らない」というと、大きな故障をイメージしがちですが、実際にはちょっとした詰まりやセンサーの不具合が原因のケースが多いです。

症状原因例自分で修理できる?
全く回らない電源プラグ抜け、蓋センサー不良、モーター故障△ センサー交換まで可
洗いは回るが脱水ができない排水フィルター詰まり、排水ポンプ故障◎ フィルター掃除は簡単
回るがギーギー異音がするベルトのゆるみ・摩耗◎ ベルト交換は比較的簡単
焦げ臭い匂い、煙が出る基盤やモーター故障✕ 自力修理は危険

このように、症状によって自分でできる修理と業者依頼が必要な修理を見極めることが大切です。


具体例:自分でできる「洗濯機が回らない」時の修理手順

ここからは、症状別に自分でできる修理方法を詳しく解説します。
※作業前には必ず電源を抜き、安全を確保しましょう。

1. 洗濯物の偏りや入れすぎが原因の場合

洗濯物が片側に偏っていると、回転バランスが崩れて安全装置が働き、洗濯槽が回らなくなることがあります。

対処法:

  1. 洗濯物を一度すべて取り出す
  2. 大きなタオルやシーツなどを均等に入れ直す
  3. 再度運転して様子を見る

ポイント:
大物を一枚だけ洗うと偏りやすいため、バスタオルなどを数枚追加してバランスを整えましょう。


2. 蓋センサーの不良

多くの全自動洗濯機は、蓋がしっかり閉まっていないと安全のために回転を止める仕組みがあります。
蓋センサーが汚れていたり故障していると、蓋が閉まっていても「開いている」と認識されてしまい、洗濯機が回らない原因になります。

確認・修理手順:

  1. 蓋の周辺を掃除し、ゴミや洗剤カスを取り除く
  2. エラーコードを確認(取扱説明書参照)
  3. センサーが物理的に破損している場合は交換
    ※通販で1,000~2,000円程度で購入可

3. 排水フィルターの詰まり

排水がスムーズにできないと、洗濯槽は回転しません。
排水フィルターにゴミや髪の毛が詰まっていないか確認しましょう。

掃除手順:

  1. 電源を切りコンセントを抜く
  2. 排水フィルターを取り外す
  3. ゴミや汚れを水でしっかり洗い流す
  4. 元に戻して運転を再開

豆知識:
ペットを飼っている家庭は毛が詰まりやすく、月1回は掃除をするのが理想です。


4. ベルトのゆるみや摩耗

モーターから洗濯槽へ回転を伝えるベルトがゆるんでいる、または摩耗していると回転が弱くなり、やがて回らなくなります。

確認方法:

  1. 洗濯機の背面パネルを外す
  2. ベルトが緩んでいないか、ひび割れがないかチェック
  3. 異常があれば新品のベルトに交換

ベルトは通販で1,500円前後で購入可能。型番を間違えないよう注意しましょう。


5. 電源やコンセントの問題

意外と多いのが、電源コードやコンセントが原因で洗濯機が回らないケースです。

確認手順:

  1. 同じコンセントに他の家電を差して動作確認
  2. 電源コードが断線していないか目視でチェック
  3. 断線している場合は自力修理NG、業者に依頼

業者に依頼すべき「危険な故障」

以下の症状がある場合は、自分で分解修理をしてはいけません。

  • 電源が入らない
  • 回転中に火花や煙が出る
  • 焦げ臭い匂いがする
  • 基盤やモーターが故障している可能性が高い

これらは感電や火災のリスクがあり、素人が触ると非常に危険です。
迷わず専門業者に依頼しましょう。

修理費用目安:

故障内容修理費用の目安
排水ポンプ交換8,000円~12,000円
モーター交換15,000円~25,000円
基盤交換18,000円~30,000円
出張費(点検のみ)3,000円~5,000円

洗濯機の購入年数が7年以上経過している場合は、修理よりも買い替えを検討するのも一つの選択肢です。


洗濯機が回らない時にやってはいけないNG行為

焦って修理を試みると、かえって故障を悪化させることがあります。以下の行為は避けましょう。

  • 電源を入れたまま分解する
  • 無理に手で回そうとする
  • 型番を確認せず適当な部品を取り付ける
  • 水漏れしている状態で通電する

これらは感電や火災の原因となります。安全第一で作業しましょう。


自分で修理する前のチェックリスト

  • 電源は抜いたか?
  • 取扱説明書でエラーコードを確認したか?
  • 修理する部品の型番を確認したか?
  • 作業スペースは十分に確保できているか?
  • 分解は最小限に留めているか?

これらを事前に確認することで、事故やさらなる故障を防げます。


まとめ:セルフ修理で節約しつつ、安全第一で!

  • 洗濯物の偏りやフィルター詰まりなどは自分で解決可能
  • 基盤やモーターなど電気系統の故障は業者に依頼
  • 修理費用が高額な場合は買い替えも検討
  • 作業前には必ず電源を抜き、安全第一で行う

洗濯機が回らないと日常生活に大きな支障をきたします。
しかし、原因を正しく見極めれば自分で修理して出費を抑えることも可能です。

まずは簡単なセルフチェックから始め、危険を感じたら迷わずプロの力を借りましょう。

この記事を参考に、あなたの洗濯機トラブルが一日でも早く解決することを願っています。